癒しの島づくり体験が新機能とともに帰ってきた!
2019年にSteamで「圧倒的に好評」を獲得した名作ミニマリスト街づくりゲーム『ISLANDERS』の正統続編『島の民:新たな海岸線』が、2025年7月11日に満を持してリリースされた。開発はThe Station、パブリッシャーはCoatsink、Thunderful Publishingが手がける本作は、Steam、PlayStation 5、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xboxの全プラットフォームで展開されている。
『島の民:新たな海岸線』は、前作の魅力を保ちつつ、新たな創造性をかき立てるエキサイティングな新機能を備えた、穏やかなミニマリストの世界が舞台だ。複雑な都市計画や資源管理を一切排除し、「建物をどこに配置するか」というシンプルな選択に集中できる、まさに”禅”パズルゲームと呼ぶにふさわしい作品となっている。
ルールはシンプル、されど奥深い戦略性
ゲームのルールは驚くほどシンプルだ。プレイヤーには建物パックが与えられ、それを島に配置してポイントを稼ぐ。醸造所は他の醸造所の近くに置くとマイナスポイントだが、ホップ畑や倉庫の近くなら大幅なプラスポイントが得られる。このように、すべての建造物が周囲との相互作用によってポイントが変動するシステムが、本作の戦略的な核心となっている。

本作では44種類のユニークな建造物が用意されており、醸造所、海藻農場、寺院、シャーマン小屋、灯台、製材所から、町の中心部、住宅、市場まで多彩な建物が登場する。さらに6つの異なるバイオームがあり、それぞれ4色の鮮やかなカラーバリエーションで、プレイヤーは真にユニークな街を作り上げることができる。
新機能「恩恵(Boon)」システムが戦略を一変させる
続編最大の新要素は「恩恵(Boon)」システムだ。プレイヤーがある程度のポイントを獲得すると、特殊なパワーアップを選択できる。建物を破壊できる「破壊」、次の建設でポイントが倍になる「倍率」、建物サイズを縮小して狭いスペースに配置できる「縮小」、隣接する同種建物のマイナスポイントを無効化する「Neighbourly」など、戦況を一変させる能力が多数用意されている。

これらの恩恵は1回限りの使い切りアイテムで、いつ、どの恩恵を使うかが勝負の分かれ目となる。特に後半の島では空きスペースが限られるため、恩恵を戦略的に活用することで絶望的な状況を打開できることもある。レビューでは「思わず諦めそうになった時に恩恵があることを思い出して逆転できた」という声が多数聞かれた。
2つのモードで異なる楽しみ方を提供
本作には2つの主要モードが用意されている。「ハイスコアモード」では競争要素を重視し、リーダーボードでの上位を目指すやり込み派向けの体験を提供。一方「サンドボックスモード」では制約を取り払い、純粋に美しい島づくりに専念できる。
サンドボックスモードでは島のサイズ、気候、形状を自由にカスタマイズでき、すべての建造物を最初から利用可能だ。海の真ん中に市場を建てることすら可能で、現実離れした幻想的な島を創造することができる。

フォトモードで作品を残そう
新機能のフォトモードも見逃せない。カスタマイズ可能なフィルターとターンテーブルカメラを使って、自分が作り上げた島の美しい写真を撮影・共有できる。まるでジオラマのような美しいビジュアルと相まって、SNSでの投稿も盛り上がりを見せている。
75分の没入型サウンドトラックで癒しの時間
音楽面でも大幅な強化が図られている。75分間のオリジナル楽曲は、島づくりの冒険にぴったりのムードを演出する。穏やかで瞑想的なメロディーは、プレイヤーを深いリラックス状態に導き、ストレス解消効果も期待できる。
Steam Deck対応で外出先でも島づくり
本作はSteam Deck Verifiedを取得しており、外出先でも快適にプレイできる。バッテリー効率も良好で、通勤時間や休憩時間の短いセッションにも最適だ。寝る前のベッドサイドプレイでも、穏やかなゲーム性が心地よい眠りに導いてくれる。
コミュニティ反応は圧倒的好評
Steamでの評価は184件中97%が好評という圧倒的な支持を獲得している。「前作の魅力を損なうことなく、すべての要素が改良されている」「新しい開発者が原作の良さを完璧に理解している」「前作をプレイしていなくても楽しめる完全独立体験」といった絶賛の声が相次いでいる。
海外レビューサイトでも軒並み高評価を獲得。Metacriticでは84点、各種ゲームメディアでも8/10点前後の高スコアを記録している。「wonderfully zen and relaxing(素晴らしく禅的でリラックスできる)」「the city building game for people who don’t want to get bogged down with nitty-gritty(細かい管理に煩わされたくない人のための街づくりゲーム)」といった評価が印象的だ。
2025年ロードマップで継続的なコンテンツ追加
開発チームは2025年を通じた包括的なロードマップを発表している。季節アップデート、新バイオーム、追加の恩恵、月次チャレンジなど、すべて無料でプレイヤーに提供される予定だ。コミュニティとの密接なフィードバックループも構築されており、プレイヤーの声が直接ゲーム開発に反映される仕組みも整っている。
ストリーマー向けTwitch統合機能
配信者には朗報だ。本作にはTwitch統合機能が搭載されており、視聴者が建設プロセスに直接参加できるインタラクティブ要素が用意されている。コミュニティと一体となった島づくり体験は、新しいエンターテインメントの形として注目されている。
価格は1,210円、現在セール中
本作の価格は1,210円と手頃に設定されている。SteamとPlayStationでは現在10%オフのリリースセールが実施中で、さらにお得に購入可能だ。前作とのバンドルパックも用意されており、シリーズをまとめて楽しみたいプレイヤーにも配慮されている。
『島の民:新たな海岸線』は、シンプルでありながら奥深く、リラックスしながらも戦略的思考を刺激する傑作だ。忙しい現代人にとって、穏やかな創造性に包まれた島づくりの時間は、きっと心の安らぎをもたらしてくれるだろう。すべての島が新たな冒険であり、すべての建設が特別なものを創り出すチャンス──新たな海岸線で、あなただけの理想郷を築き上げてみてはいかがだろうか。
ゲーム情報
- タイトル:島の民:新たな海岸線(ISLANDERS: New Shores)
- 開発:The Station
- パブリッシャー:Coatsink, Thunderful Publishing
- プラットフォーム:Steam, PlayStation 5, PlayStation 4, Nintendo Switch, Xbox
- リリース日:2025年7月11日
- 価格:1,210円(現在セール中)
- ジャンル:ミニマリスト街づくりパズル
- プレイ人数:1人(シングルプレイヤー)