
「自分と全く同じ顔をした何かが、群衆の中に潜んでいる」——そんな悪夢のような状況、想像できるだろうか? 筆者がSteamで『It Has My Face』のストアページを見た瞬間、背筋がゾクリとした。PC Gamerが「Guess WhoとHitmanを融合させた天才的なコンセプト」と評し、デモだけで熱狂的な支持を集めたこの作品が、ついに2026年4月3日に正式リリースされた。
開発は二人の兄弟チーム・NightByte Gamesで、パブリッシャーはあの『Dead by Daylight』のBehaviour Interactive。授業のプロジェクトとして始まり、ゲームジャムを経て、itch.ioで熱狂的なファンを獲得し、ついにSteamで完成版を迎えた本作は、一体どんな恐怖体験を提供してくれるのだろうか。

クローンを殺すか、殺されるか——シンプルだが極限の緊張感
『It Has My Face』の核心は驚くほどシンプルだ。ディストピアと化した都市を探索し、群衆の中に紛れ込んだ自分のクローンを見つけ出して殺害する。ただし、クローンもまたあなたを狩っている。武器を探し、限られた弾薬を管理し、慎重に標的を見極めて攻撃する。失敗すれば、影から追跡する優位性を失う。
この「ワンチャンス」のプレッシャーが本作最大の魅力だ。Rock Paper Shotgunは「DayZ以来の心臓が口から出そうな paranoia(被害妄想)を体験した」と評している。群衆の一人ひとりが潜在的な脅威であり、あらゆるNPCが疑わしく見える。誰があなたで、誰がクローンなのか——この判断を誤れば、即死だ。
手に汗握るメカニクス——観察、判断、実行
ゲームプレイは一人称視点で進行する。プレイヤーは武器を探し出し(ナイフ、銃、その他の武器)、鏡を使って自分の顔を確認し、群衆の中からクローンを特定する。クローンはあなたと同じ顔、同じ服装をしており、AIは動的に行動パターンを変える。

特に秀逸なのが、環境との相互作用とNPCの行動パターンだ。クローンは群衆に紛れ、あなたが油断するのを待っている。ある時は物陰に隠れ、ある時は堂々と歩いている。プレイヤーは限られた情報から推理し、一瞬の隙をついて仕留めなければならない。Alpha Beta Gamerは「シンプルながら巧妙に実装されており、群衆の中の誰かが自分の顔をしていると知りながら進む緊張感は異常」と絶賛している。
ローグライト要素とメタ進行——死んでも成長する
『It Has My Face』はローグライトでもある。各ランはプロシージャル生成され、レイアウト、群衆の配置、武器の位置が毎回変わる。死ぬたびにアップグレードや新しい戦術がアンロックされ、次第に複雑な挑戦に対応できるようになる。

ストーリーは全3章で構成され、各章には複数のエンディングが用意されている。プレイヤーの選択によって結末が変化し、リプレイ性も高い。Early Accessから追加されたミューテーター(Mutators)システムも健在で、毎回異なるルール変更(武器のジャム、爆弾トラップ、不安定なテレポートなど)が予測不可能な緊張感を生み出す。
さらに完成版では、最終ボス戦も実装された。プレイヤーがこれまで学んだすべてのスキルを試す、物語とゲームプレイの集大成となるクライマックスだ。
マルチプレイヤー——8人全員が同じ顔
完成版の目玉機能の一つが、最大8人対応のマルチプレイヤーモードだ。Early Accessでは1v1のPvPのみだったが、1.0では大幅に拡張された。

8人全員が同じ顔を共有し、チーム戦やソロ戦でプレイする。誰が誰なのか見分けがつかないカオスの中で、相手を出し抜く社会的推理ゲームが展開される。『Among Us』のような社会的駆け引きと『Hitman』のステルス要素が融合した、他では味わえない体験だ。
二人の兄弟が生んだ奇跡
NightByte Gamesは、兄弟であるSalih ÜnalとFurkan Ünalによる二人組スタジオだ。彼らはこれまでに40以上のゲームをリリースしており、『Samurai Survivors』などのタイトルで知られている。『It Has My Face』は2022年から開発が続けられてきた、彼らにとって最大のプロジェクトだ。

Salih Ünalは「ゲームフィールと没入感を何より大切にしている。プレイして気持ちいいゲームを作ること、そしてプレイヤーを驚かせ続けることが目標だ」と語っている。授業のクラスプロジェクトとして始まり、ゲームジャムで形になり、itch.ioで熱狂的なファンを獲得し、そしてBehaviour Interactiveとのパブリッシング契約を勝ち取った——この軌跡自体がインディーゲームの理想的なサクセスストーリーだ。
Steam評価は90%——プレイヤーの声
正式リリース後、本作はSteamで「非常に好評」を獲得している。全494件のレビューのうち90%が高評価という驚異的な数字だ。正式リリース後、本作はSteamで「非常に好評」を獲得している。全494件のレビューのうち90%が高評価という驚異的な数字だ。

あるプレイヤーは「繰り返しになるという否定的なレビューもあるが、それは正確ではない。複数のレベルがあり、各レベルには変化や新たな挑戦がある。メタ進行もあり、プレイを続けるとストーリーが開かれていく。ゲームプレイは緊張感があり、非常に魅力的だ」とコメントしている。
また別のプレイヤーは「限られたツールで偽者を倒さなければならない。この価格でこの内容は非常に良い」と価格面でも高評価を与えている。
基本情報
開発: NightByte Games
販売: Behaviour Interactive Inc.
リリース日: 2026年4月3日(正式版) / 2025年9月23日(Early Access開始)
価格: 通常価格 1,200円
プラットフォーム: PC(Steam)
プレイ人数: シングルプレイヤー / マルチプレイヤー(最大8人)
言語: 英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語(簡体字・繁体字)、日本語、韓国語など
ジャンル: 心理ホラー、ローグライト、ステルス、FPS、ソーシャルディダクション
Steam評価: 非常に好評(90% – 494件のレビュー)
購入リンク
Steam: https://store.steampowered.com/app/2506530/It_Has_My_Face/
公式リンク
公式サイト: https://www.ithasmyface.com/
X (Twitter): https://x.com/ithasmyface
Discord: https://discord.com/invite/wp8j73cHwY
Twitch: https://www.twitch.tv/directory/game/It%20Has%20My%20Face
YouTube: https://www.youtube.com/@ithasmyface


