
シンプルすぎて不安……だったのだが!?
Steamでなんとなくゲームを探していて、『A Game About Feeding A Black Hole』というタイトルに目が止まった。直訳すると「ブラックホールに餌をやるゲーム」……なんとも奇妙で興味深いネーミングだ。
スクリーンショットを見る限り、画面中央にブラックホールがあって、その周りに小惑星がプカプカ浮いているだけ。一見すると「こんなシンプルなゲームで本当に面白いの?」と疑念を抱いてしまうビジュアルである。
だが、Steamの評価を見ると89%の高評価で「非常に好評」のタグがついている。しかも実際に遊んでみたプレイヤーからは「中毒性がやばい」「気がつくと何時間も遊んでる」という声が続出しているのだ。

たった10秒で理解できるゲームシステム
実際に起動してみると、本作の魅力がすぐに理解できた。
ゲームルールは驚くほどシンプル。画面中央にある小さなブラックホールの周りを漂う小惑星を、円状のカーソル「ブレイカー」で破壊していく。砕かれた小惑星は自動的にブラックホールに吸い込まれ、一定数吸い込むとブラックホールがレベルアップ。制限時間内にできるだけ高いレベルまで成長させることを目指す。
操作はマウスを動かすだけ。クリックする必要もない。カーソルを小惑星に重ねるだけで一定時間ごとにダメージを与え、やがて破壊されてブラックホールの餌となる。これ以上ないほど直感的で分かりやすい操作感だ。

しかし、この単純さこそが本作の魅力の核心なのである。
破壊の連鎖が生み出す爽快感
最初は小さな灰色の小惑星しか存在しないが、ゲームが進むにつれて様々な種類の天体が出現する。オレンジ、黄色、緑、青、紫と色が濃くなるほど質量が大きく、ブラックホールの成長に大きく貢献する。
特に興味深いのは「電気小惑星」の存在だ。これを破壊すると雷のような連鎖反応が発生し、周囲の小惑星を一気に巻き込んで破壊する。画面全体に青白い稲妻が駆け巡る瞬間の爽快感は格別で、まさに「宇宙規模の破壊」を体感できる。
月の衛星を持つ惑星、虹色に輝く彗星、そして最終的には恒星まで登場する。それぞれが独特な破壊エフェクトを持ち、視覚的にも音響的にも満足度の高い体験を提供してくれる。

永続アップグレードシステムが織りなす成長実感
各セッション終了後には、稼いだ資金でアップグレードを購入できる。カーソルの威力向上、範囲拡大、制限時間延長、特殊小惑星の出現率アップなど、様々な強化要素が用意されている。
このアップグレードシステムが絶妙で、「もう一度挑戦すれば今度はもっと高いレベルまで到達できる」という気持ちにさせてくれる。実際、アップグレードを重ねるたびに明確に性能向上を感じられ、前回は苦労した場面も楽々クリアできるようになる成長実感がある。
特にレベルが上がるほど画面の視野が広がり、より多くの天体が表示されるようになる演出は秀逸だ。最初は狭い宇宙の片隅でちまちまと小惑星を破壊していたのが、いつの間にか銀河系規模の破壊活動を展開している感覚になる。
複数のゲームモードで飽きさせない工夫
メインとなるノーマルモードの他にも、「クイックプレイ」「ゼンモード」「ラインモード」など複数のゲームモードが用意されている。

特に「ゼンモード」は時間制限がなく、純粋にブラックホールを成長させることに集中できる癒し系のモード。作業の合間にのんびりと宇宙破壊を楽しめる、なんとも贅沢な時間の使い方ができる。
開発者のAarimous Studiosは今後も新たなゲームモードを追加していく予定とのことで、長期間楽しめるコンテンツとして期待できそうだ。
Steam Deckでも快適、隙間時間の最高の相棒
本作はSteam Deckでの動作も快適で、電車移動中や待ち時間などちょっとした空き時間にサクッと一回プレイするのに最適だ。1セッション5-10分程度で完結するため、時間を持て余している時の絶好の暇つぶしになる。
また、ミニマルなドット絵のビジュアルと環境音楽のような落ち着いたBGMが、リラックス効果も生み出してくれる。宇宙という壮大な舞台でありながら、どこか瞑想的な雰囲気も持ち合わせている不思議な作品だ。
基本情報
開発者: Aarimous Studios LLC
パブリッシャー: Aarimous Studios LLC
プラットフォーム: Steam(PC)
プレイ時間: 5-10分/セッション(無限リプレイ可能)
難易度: 初心者向け(直感的操作)
Steam評価: 非常に好評(89%)
リリース日: 2025年12月16日
価格: 300円(現在30%オフセール実施中 210円)
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