
「かくれんぼって、もう大人になったらやらないよね?」
Steamのセール画面でふと目に止まったのが『めっちゃカメレオン』だった。790円(発売記念セール中は632円)。サムネイルには、白いアバターが壁の模様に合わせて体を塗りたくっている姿。正直、最初は「これって本当に面白いの?」と半信半疑だった。

ところが実際に遊んでみると、気がつけば1時間以上経っていた。「もう1回!」の繰り返しが止まらない。リリースからわずか2日で売上50万本、Steam全世界売上7位というデータは、伊達じゃなかった。
「擬態」こそが本作のすべて! 自分の体をキャンバスにせよ
本作の核心システムは非常にシンプルだ。プレイヤーは「隠れる側(Hider)」か「鬼(Hunter)」のどちらかに分かれる。隠れる側のプレイヤーは、真っ白な状態でフィールドに降り立つ。装飾やオブジェクトが配置されたステージの中では、その白さが逆に目立つ。

そこで使うのが「ペイント」機能だ。フィールドの壁、床、柱――自分が隠れたいと思う場所の色や模様を、直接自分の体に塗り込んでいく。うまく背景と同化できれば、Hunterの視界をかいくぐって制限時間を生き延びることができる。

どんな場所に隠れるか、どんな色で塗るか、どんなポーズをとるか。単純に見えて、実はここに無限の工夫の余地がある。「天才的な擬態」で見事サバイブした瞬間の達成感は格別だ。反対に、Hunterとして探し回る側も「あれ、さっきあそこに白い何かがいたような……」という発見の快感がある。
「野良マルチ」が気軽すぎて沼る
本作のもうひとつの魅力は、気軽さだ。フレンドがいなくても、公開サーバーを作るか、公開されているルームに参加するだけで知らない人と即プレイできる。視聴者参加型の配信にも公式対応しており、配信者と視聴者が同じフィールドで遊べる設計になっている。

実際に野良でプレイしてみると、言語の壁をほぼ感じない。ゲームのルール自体が直感的なため、英語圏・ロシア語圏・韓国語圏のプレイヤーと一緒に遊んでいても、笑える瞬間は共有できる。Steam公式チャートで全世界7位(日本3位)に輝いた理由がわかる気がする。
最大プレイ人数はホストの回線状況次第だが、2〜14人程度が推奨。人数が増えるほどフィールドに潜む「白い何か」を探す難易度が上がり、ゲームのカオス度も増す。
ソロ開発者の情熱が生んだインディーの奇跡
開発を手がけたのは、LEMORION(レモリオン)氏とHAGANEIRO氏のコンビだ。レモリオン氏は過去に脱出ホラー『ペンギンホテル』や、異変探しゲーム『8ペン出口』など、ユニークな小品を多数リリースしてきた実績のある個人開発者。今回は共同制作という形で、アイデアをゲームに落とし込んだ。

リリース前には「ウィッシュリスト50万突破」を記録し、発売初日の同接が1.5万人超え。翌日には20万本、さらに翌日には50万本と、まるでタイムラプス動画のように売上が積み上がっていった。小さなチームが生み出したコンセプトが、世界規模で火花を散らした瞬間だった。
正直に言おう。課題もある
面白いゲームだが、正直に言うといくつか気になる点もあった。
リリース直後は「天井や暗い隙間にうずくまる」という戦略が横行し、擬態の色塗りよりも「どこに身を潜めるか」のほうが重要になってしまっていた。

しかし開発チームの対応は迅速で、Ver1.1.1では極端な暗がりや隙間ポジションが大幅に削除・改善。さらに次回アップデートでは「Hunterの視界に入るほどポイントが加算されるシステム」も実装予定で、「バレそうでバレない」スリルをより積極的に評価する方向への進化が期待できる。
Steam評価はリリース直後の混乱を経ながらも「やや好評」(74%、約1,560件 ※記事執筆時点)。アップデートが重なるにつれ、評価はさらに伸びるだろう。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発 | Lemorion(レモリオン × HAGANEIRO) |
| 販売 | Lemorion |
| リリース日 | 2026年6月10日 |
| 価格 | 790円(発売記念20%OFFセール中:632円、〜6/17) |
| プラットフォーム | PC(Steam) |
| プレイ人数 | 2〜14人推奨(最大24人) |
| 言語 | 日本語 |
| ジャンル | かくれんぼ / パーティーゲーム / オンラインマルチ |
| Steam評価 | やや好評(74% – 約1,560件) |
購入リンク
Steam: https://store.steampowered.com/app/4704690/_/
公式リンク
X (Twitter): https://x.com/lemorion1224


