3×3のマス目で戦略バトル!小さな騎士団の大きな野望『オートナイト団』。デッキ構築とシナジーで頂点を目指せ

3×3のマス目で戦略バトル!小さな騎士団の大きな野望『オートナイト団』。デッキ構築とシナジーで頂点を目指せ

更新: 2025年11月14日

在宅ワークの休憩中、気づけば7時間もプレイしてしまったゲーム──それが『オートナイト団(Tiny Auto Knights)』だ。

2025年11月7日にSteamで正式リリースされたばかりの本作は、ドイツの小規模開発チームMumpitz Gamesが手がけた、3×3のグリッド上で繰り広げられるPvPオートバトラー。Steam評価は87%と「非常に好評」を獲得しており、リリース直後から話題を集めている。

デモ版の時点でSteam全世界デモランキングTop 25入りを果たし、ピーク同時接続227人を記録。正式版リリースと同時に35%オフの発売記念セールも実施されており、現在975円で購入できる。

だが本作の魅力は価格だけではない。60体以上のユニークなヒーローを組み合わせ、予想外のシナジーを生み出す戦略性の深さ。そして「もう一回だけ」が止まらない中毒性の高さにある。

60体のヒーローから30体を選ぶ。自分だけのデッキで挑む3×3の戦場

本作の最大の特徴は、カスタムデッキシステムだ。プレイヤーは60体以上のヒーローから30体を選んでデッキを構築。バトル開始時にはそのデッキからランダムに3体が提示され、配置するかリロールするかを選択する。

ヒーローは5つのレアリティに分かれており、序盤は低レアリティのヒーローが中心。バトルを重ねるごとに徐々にレアリティの高いヒーローが出現するようになる。同じヒーロー2体を合成すればレベルアップし、より強力なスキルが解放される仕組みだ。

3×3のグリッド上での配置が戦況を大きく左右する。前列に配置すれば先制攻撃のチャンスが増えるが、敵の攻撃も受けやすい。後列に配置すれば安全だが、攻撃順が遅くなる。ヒーローの位置関係によってスキル発動順も変わるため、どこに誰を置くかが勝敗の分かれ目となる。

バトルが始まれば後は自動進行。ヒーローたちは配置された位置に応じて攻撃し、スキルを発動していく。毒、氷結、出血、アーマーといったステータス効果が戦況を複雑にし、一見不利な状況からの大逆転も珍しくない。

「召喚型」か「バフ集中型」か。メタを読んで戦略を変える楽しさ

本作の戦略性の核となるのがシナジーの概念だ。特定のヒーローを組み合わせることで、予想外の相乗効果が生まれる。

初心者プレイヤーに人気なのは「召喚ビルド」。召喚系ヒーローを複数配置し、大量のミニオンで敵を圧倒する戦法だ。序盤は強力だが、上級者になると召喚ユニットを無視して本体を狙う戦術が主流になる。

一方、ランクマッチの上位勢に多いのが「バフ集中型ビルド」。1〜2体のヒーローに複数のバフを重ね掛けし、攻撃力200超え、HP200超えのモンスターを作り上げる。ウィザードやリザードガードといった特定のヒーローが強化されやすいとコミュニティで話題になっている。

面白いのは、開発チームがこうしたメタの変化を積極的にアップデートで調整している点だ。リリース直後から複数のバランス調整パッチが配信され、特定のヒーローが強すぎる状態や、逆に弱すぎる状態が修正されている。

プレイヤーはメタの変化に対応しながらデッキを組み替え、新しいシナジーを模索する。「今週はこのビルドが強い」「次のパッチでこのヒーローが弱体化されそう」といった情報交換が、公式Discordやコミュニティで盛んに行われている。

非同期PvPだから気軽。でも負ければめちゃくちゃ悔しい

本作のPvPは非同期マルチプレイ方式を採用している。つまり、リアルタイムで他プレイヤーと対戦するのではなく、他プレイヤーが過去に組んだチーム編成と戦う形式だ。

これにより、自分のペースでじっくり考えながらプレイできる。マッチング待ち時間もなく、サクサク進められるのが魅力だ。1ランあたり10〜15分程度で完結するため、ちょっとした空き時間にもプレイしやすい。

だが油断は禁物。非同期とはいえ、対戦相手の編成は本物のプレイヤーが考え抜いたものだ。「あと1ターンあれば勝てたのに……!」「この配置ミスがなければ……!」と、負けたときの悔しさはリアルタイム対戦に劣らない。

筆者が特に悔しかったのは、同じ対戦相手と3ターン連続でマッチングし、3連敗したとき。相手の編成は明らかに格上で、どう戦っても勝てる気がしない。「せめて別の相手と戦わせてくれ……!」と叫びたくなったが、それもまた運の要素だ。

ただし、コミュニティからは「同じ対戦相手とは一度しか戦えないようにしてほしい」という要望も出ている。開発チームは積極的にフィードバックを受け入れているため、今後のアップデートで改善される可能性は高い。

レリックとレベルアップ報酬で、毎回違う展開が楽しめる

バトルに勝利すると「アンロックトークン」を獲得でき、これを使って新しいヒーローをデッキに追加できる。また、ヒーローがレベルアップするたびに選べるレベルアップ報酬も用意されている。

さらに注目すべきはレリックシステムだ。ランダムに獲得できるレリックは、チーム全体にパッシブボーナスを付与する強力なアイテム。「全ヒーローの攻撃力+10%」「スキル発動時にHP回復」といった効果が、戦略に新たな幅を与える。

レリックの組み合わせ次第で、同じデッキでも全く異なる戦い方ができる。「毒ダメージ強化」のレリックを引いた場合は毒ビルドに切り替え、「召喚ユニット強化」を引いた場合は召喚ビルドに特化する──といった臨機応変な戦略が求められる。

このローグライク的なランダム性が、本作のリプレイ性を大幅に高めている。同じデッキで何度プレイしても、毎回違う展開が待っているのだ。

ピクセルアートの可愛さと、小規模チームならではの愛情

本作のビジュアルは、カラフルなピクセルアートで描かれている。騎士、魔法使い、ドラゴン、エルフ──ファンタジーの定番キャラクターたちが、ドット絵で可愛らしく表現されている。

派手なエフェクトや3Dグラフィックとは無縁だが、だからこそ戦況が把握しやすい。誰がどのスキルを使ったのか、どのヒーローが毒状態なのか、一目で分かる。この視認性の高さは、戦略ゲームとして重要なポイントだ。

開発元のMumpitz Gamesは、小規模なインディースタジオ。それでも、プレイヤーからのフィードバックに迅速に対応し、リリース直後から複数のアップデートを配信している。公式Discordでは開発者自らがコミュニティと交流し、次のアップデート内容についても積極的に情報を公開している。

「愛情込めて作られた」という表現がぴったりの本作。AAAタイトルにはない、インディーゲームならではの温かさがある。

「もう一回!」が止まらない。気づけば7時間

本作の魅力を一言で表すなら、「もう一回」が止まらない中毒性だろう。

負ければ「次こそは勝てる」と思い、勝てば「次はもっと高いスコアを目指そう」と思う。新しいヒーローをアンロックすれば「このヒーローを使ったデッキを試したい」と思い、強力なシナジーを発見すれば「この組み合わせで勝ちまくりたい」と思う。

そうして気づけば、筆者は7時間もプレイしていた。寝る前に、休日に、そして…仕事の合間に──本作は常に「もう一回だけ」と呼びかけてくる。

もちろん、本作にも改善点はある。現在はPvPモードのみで、ソロプレイヤー向けのAI対戦モードやシングルプレイコンテンツはない。また、ランクマッチでのメタ進行報酬が少ないため、「勝っても得られるものがない」と感じるプレイヤーもいる。

だが、開発チームは今後のアップデートで新ヒーロー追加やバランス調整を予定しており、コミュニティの要望にも耳を傾けている。早期アクセスではなく正式リリースされた現時点で、すでに完成度の高いゲーム体験が提供されているのは間違いない。

オートバトラーというジャンルに馴染みがない人も、戦略ゲーム好きも、カジュアルにPvPを楽しみたい人も──『オートナイト団』は、あらゆるプレイヤーに「もう一回」の中毒性を提供してくれる。

今なら発売記念セールで35%オフ。この機会にぜひ、3×3のマス目で繰り広げられる熱い戦略バトルを体験してほしい。


基本情報

ゲーム名: オートナイト団(Tiny Auto Knights)
開発: Mumpitz Games
販売: Mumpitz Games
リリース日: 2025年11月7日
プラットフォーム: Steam
価格: 通常1,500円(税込)※発売記念セール中は35%オフで975円
プレイ人数: 1人(オンライン非同期PvP対応)
対応言語: 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語など全13言語
Steam評価: 非常に好評(87%)
推奨プレイ時間: 10分〜(1ランあたり)

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