オムレツにそれ入れる?『Omelet You Cook』圧倒的好評の料理ローグライクが正式版リリース!なんでもかんでも卵で包んじゃえ

オムレツにそれ入れる?『Omelet You Cook』圧倒的好評の料理ローグライクが正式版リリース!なんでもかんでも卵で包んじゃえ

更新: 2026年2月17日

オムレツにココナッツ?石炭?…なぜ?

「オムレツに何入れますか?」と聞かれたら、誰だってベーコンやチーズ、せいぜいキノコやピーマンを思い浮かべるだろう。しかし『オムレツにそれ入れる?』の世界では、そんな常識は通用しない。

コンベアから流れてくるのは、確かにベーコンやチーズもあるのだが……丸ごとのココナッツ、工具のレンチ、さらには石炭まで。「え、それオムレツに入れちゃうの?」という困惑を抱きながらも、どういうわけかプレイヤーはそれらを卵で包んでしまうのだ。

Steamストアページを見た瞬間、筆者の頭にも「面白そう!」よりも「なんでオムレツにそんなもの?」という疑問の方が強かった。一見するとシンプルな料理パズルゲームに見えるが、「気難しいニワトリ校長を満足させろ」だの「70種類以上の顧客特性」だの気になるワードが並んでいる。

そもそもオムレツにレンチって食べられるの? そんな疑問を抱えながら、筆者は『オムレツにそれ入れる?』の混沌とした学食世界へ足を踏み入れた。

見た目は可愛い、中身は本格派

『オムレツにそれ入れる?』は、ドイツのインディーゲーム開発者Dan SchumacherとHjalte Tagmoseの2名が手がけた料理ローグライク。2025年6月からSteamで早期アクセスを開始し、2026年2月9日に正式版1.0がリリースされた。

ゲームの舞台は、どこかヘンテコな学園の食堂。プレイヤーは新任シェフとして、個性豊かな学生たちにオムレツを提供していく。コンベアベルトから流れてくる食材を卵の上に配置し、各客の要求スコアを満たすオムレツを作り上げるのが目的だ。

「要するにオムレツ作るだけでしょ?」と軽く考えていたが、実際にプレイしてみるとその奥深さに驚かされた。

まず、食材にはそれぞれ独自の効果がある。ベーコンは隣接する野菜の効果を倍増し、チーズは周囲の食材にボーナス倍率を与える。エビは野菜の数に応じてスコアが上がるが、野菜に直接触れるとマイナスになってしまう。この絶妙なバランスが、単なる「食材を乗せるだけ」のゲームを、戦略的なパズルゲームへと昇華させている。

しかも物理演算が働いているため、食材は卵の上でリアルに転がり、跳ね、重なり合う。エビの曲がった形状を活かして野菜を避けながらスコアを稼いだり、丸いトマトを転がして最適な位置に配置したりと、頭と指先の両方を使う必要があるのだ。

個性豊かすぎる客たち

本作の魅力は、なんといっても70種類以上の個性的な顧客たち。「肉料理大好き」「甘いものは絶対ダメ」「特定の色の食材しか受け付けない」など、それぞれが独自の好みと要求を持っている。

さらに厄介なのが、彼らが持ち込む特殊ルール。「ターン数が半分に」「食材をつまみ食いして勝手に取っていく」「オムレツの一部を使用禁止にする」など、まさにカオス。せっかく完璧なオムレツ戦略を組み立てても、客の特殊能力で台無しになることも日常茶飯事だ。

最初は「なんでこんな理不尽な…」と思ったが、慣れてくると客の特性を見越した戦略を立てるのが楽しくなってくる。制約があるからこそ生まれる創造性。まさに料理の醍醐味だ。

ニワトリ校長の厳しい視線

そして忘れてはならないのが、ボスキャラクターであるニワトリ校長「Principal Clucker」の存在。目標スコアに届かないオムレツを出すと、彼が現れてプレイヤーの作品を容赦なく批評する。

「This is pathetic(情けない)」

校長の辛辣なコメントが心に突き刺さる。だが失敗を重ねるたびに新しい食材が解放され、次回のチャレンジへのモチベーションが湧いてくる。この絶妙な挫折感と達成感のバランスが、『Balatro』や『Slay the Spire』といった名作ローグライクに通じる中毒性を生み出している。

ターン制とリアルタイム、2つの楽しみ方

本作の特徴的な点として、ターン制とリアルタイムの2つのモードが用意されている。じっくり考えて最適解を導き出したい人はターン制を、アドレナリンを感じながらスピーディーに調理したい人はリアルタイムモードを選べる。

筆者は最初ターン制でプレイしていたが、慣れてくるとリアルタイムモードの緊張感がクセになってきた。コンベアから次々に流れてくる食材を瞬時に判断し、物理演算を計算しながら最適な位置に配置する。まさに本物のシェフになったような感覚だ。

噂の「100%好評記録」

本作は長期間にわたってSteamレビューで100%の好評率を維持していたことでも話題になった。500件以上のレビューがすべて好評という、Steam史上でも極めて稀な記録を達成。結局、「ゲームは素晴らしい、ただ人と違うことがしたかった」という理由で低評価を付けるプレイヤーが現れるまで、この記録は続いた。

それほどまでにプレイヤーを魅了する要因は何か。シンプルながら奥深いゲームプレイ、愛らしいピクセルアートグラフィック、そして何より開発者たちの丁寧なコミュニティ対応にあるだろう。早期アクセス期間中は祝日を除いてほぼ毎週アップデートが実施され、プレイヤーの声に真摯に耳を傾ける姿勢が評価されていた。

基本情報

ゲーム名: オムレツにそれ入れる?(Omelet You Cook)
開発者: Dan Schumacher, Hjalte Tagmose(SchuBox Games)
パブリッシャー: SchuBox Games
プラットフォーム: PC(Steam)
リリース日: 2026年2月9日(早期アクセス:2025年6月7日)
価格: 1,700円(税込)※発売記念セールで1,122円(34%オフ)
日本語対応: あり
Steam評価: 圧倒的に好評(98%好評 – 872件のレビュー)

購入リンク

公式リンク

他の最新記事を見る

エイリアンのガソリンスタンド店員だって人間だもの!『Roadside Research』が描く究極のなりすまし体験

エイリアンのガソリンスタンド店員だって人間だもの!『Roadside Research』が描く究極のなりすまし体験

「ガソリンスタンドでアルバイト?まあ、普通の仕事でしょ」— そんな私の認識を完全に覆したのが、この『Roadside Research』でした。最初にゲームを起動した瞬間、紙のお面を顔に貼り付けた奇妙なキャラクターが画面

ギルド探求団へようこそ!  1000日の記憶を解き明かす、推理パズルの新境地

ギルド探求団へようこそ! 1000日の記憶を解き明かす、推理パズルの新境地

「これって…一体何の記録だったんだろう?」 ゲームを起動して最初に感じたのは、まさにこの困惑だった。目の前に広がるのは、断片的なニュース記事、曖昧な冒険者たちの写真、そして不完全なパーティ情報。『ギルド探求団