
2026年2月13日、Team17とCrowbar Collectiveは、最大4人協力プレイ対応のタクティカルFPS『Rogue Point』の早期アクセス版をSteamで配信開始した。価格は1,900円で、2月27日まで15%オフの1,615円で購入できる。
本作は、名作Half-Lifeリメイク『Black Mesa』を手掛けたCrowbar Collectiveの完全新作だ。『Black Mesa』が約11万件のレビューで95%という圧倒的好評を獲得したチームが、今度はオリジナルの世界観でタクティカルシューターに挑戦する。
企業間戦争に挑む特殊部隊
世界で最も裕福なCEOが死去した。その遺産を巡り、冷酷な企業グループが熾烈な争奪戦を繰り広げている。彼らは「MERXアプリ」を使って傭兵部隊を注文し、まるでフードデリバリーのように私兵を召喚する。完璧な企業戦争の兵士だ。

そんな狂気の企業間戦争に立ち向かうのが、独立自警部隊「Rogue Point」。プレイヤーは最大4人でチームを組み、高リスクなミッションに挑む。インテリジェンスを集め、目標を達成し、動的に変化するミッションを戦い抜く。最終目標は5つ星評価を受けた最強の傭兵「ファイブスター・マーク」との対決だ。
Rainbow Six VegasとPayday 2の融合
本作の最大の特徴は、徹底したチームプレイの要求だ。Steamレビューでは71%が好評価をつけており、「Tom Clancy’s Rainbow Six Vegas 1&2のテロリストハントモードに似ている」という声が多数上がっている。

ミッション開始前には詳細な作戦計画フェーズがある。チームメンバー全員が同じマップに書き込みながら、侵入ルートや戦術を練る。インテルポイントを使えば、マップ上の医療ステーションの位置を事前に表示することも可能だ。
装備購入システムはCounter-Strikeスタイルだ。各ミッション開始時に$1,000の所持金からスタートし、武器や装備を購入する。アサルトライフル、サブマシンガン、ショットガン、拳銃、非致死性武器、グレネード、回復アイテムなど選択肢は豊富だ。
運試しをしたいなら「Dead Drop」システムもある。所持金を賭けてルーレットを回せば、ランダムな武器が手に入る。拳銃からAK、グレネードランチャーまで何が出るかはわからない。高リスク・ハイリターンの選択だ。
毎回違う戦場、毎回違う戦略
ステージは空港、ショッピングモール、オフィス、石油リグの4つのロケーションで展開される。しかし同じ場所でも毎回違う体験が待っている。

その秘密が「パラメトリック・デザイン・システム」だ。各マップはプレイごとに再構成され、新たな戦略的チャレンジを提供する。このシステムにより、何度プレイしても新鮮な緊張感が保たれる。
敵となるMERX傭兵は6種類のクラスに分かれており、それぞれ独自のAI戦術を持つ。
ソルジャー – 環境を利用し、チームで連携してくる基本兵士。決して侮れない。
バーサーカー – 薬物で強化され、命知らず。マチェーテで接近戦を仕掛けてくる混沌の化身だ。
スナイパー – 遠距離からチームをピン留めし、重要エリアへの侵入を阻止する。レーザーサイトと爆発する仲間の頭が唯一の手がかりだ。
ヘビー – 巨大で鈍重だが防御力抜群。全弾叩き込んでも効果がない。逃げるか、唯一の弱点を探すしかない。
ルックアウト – 警戒担当で、見つかると後退して増援を呼ぶ。
5スター傭兵 – アプリで最高評価を受けた伝説の傭兵。チームの実力が試される。
ローグライト要素とカスタマイズ
ミッション完了ごとにスキルポイントを獲得し、パフォーマンスアップを選択できる。移動速度、回復能力、ヘッドショットダメージなど、選択肢は3つから選ぶ形式だ。10-20%のバフで、重複はない。

稼いだ資金で武器のアタッチメントや戦術装備をアンロックしていく。20種類以上の武器、40種類以上のアタッチメントと戦術アイテム、60種類以上のカスタマイズアイテムが用意されている。
スキンやアタッチメント、衣装はすべてゲーム内で獲得可能で、サポーターエディション限定のHECU海兵隊コスチューム以外は課金要素がない。プレイヤーの財布にも優しい設計だ。
早期アクセスの現状と課題
Steamの早期アクセスレビューを見ると、本作のポテンシャルと同時に改善点も見えてくる。
好評な点:
- グラフィックスとライティングが非常によくできている
- UIがシンプルでわかりやすい
- チュートリアルで基本を学べる
- すべてがゲームプレイで獲得可能(課金なし)
- 銃撃感が心地よく、武器アニメーションが素晴らしい
- 容量が8GBと軽量(昨今の50-100GBが当たり前の時代に)
- P2P接続によりサーバー問題がない
- 1,900円という良心的な価格
改善が必要な点:
- パフォーマンス問題 – 射撃時のフレームドロップ、空港マップで30FPS以下に
- AI挙動 – エイムボット級の精度と脳死行動の間で揺れる
- タイマーシステム – すべてにタイマーがあり、ステルスプレイの余地がない
- 音響設計 – 人質の声がマップ全体に響く、敵の足音が聞こえにくい
- ビジュアルクラッター – 弾痕のパーティクルが視界を遮り、パフォーマンスを低下させる
- ローグライト要素の薄さ – バフ選択が単調で、リロールもない
- マップがない – 迷路のような構造なのに、ミッション中にマップを表示できない
開発チームは早期アクセス期間中、コミュニティのフィードバックを積極的に取り入れると表明している。実際、リリース直後にホットフィックスを配信し、衝突判定やZ-fighting、敵のパスファインディング問題などを修正した。
カジュアルにもハードコアにも
開発者のAdam Engels氏は「友達と遊んでハングアウトできる4人Co-opシューターを作りたかった。カジュアルなハングアウトにもできるし、本気でやり込んでチャレンジすることもできる」と語っている。

実際、ソロプレイも可能だが、本作は協力プレイで真価を発揮する。一人が死んでもチームが全滅しなければミッションは続行できる。ただし死んだプレイヤーは装備をすべて失い、次のミッションから再スタートとなる。
キャンペーンは分割して進められるので、時間がないときは1セグメントだけプレイして、次回オンラインになったときに続きから再開できる。社会人フレンドとのプレイにも配慮された設計だ。 <image>
Rainbow Six Vegasの後継者を求める人へ
レビューで繰り返し登場するのが「Rainbow Six Vegasのテロリストハントモードの後継」という評価だ。実際、作戦立案フェーズ、ブリーチング、人質救出、爆弾解除といった要素は往年のタクティカルシューターファンの心を掴んでいる。

PC Gamerの記者は「私のような協力シューターをたくさんプレイする人間でも、チームとして機能するのは難しい。ほとんどの協力シューターは各自が好き勝手できる余地が多すぎる。私には制限が必要で、そこにRogue Pointが登場した」とコメントしている。
現状は粗削りだが、『Black Mesa』で証明された開発力を持つCrowbar Collectiveなら、早期アクセス期間で大きく改善できるはずだ。
タクティカルFPSファン、協力プレイが好きな方、『Black Mesa』を楽しんだ方にオススメしたい。『Rogue Point』は現在Steamで早期アクセス中だ。チームを組んで、企業間戦争に飛び込もう。
基本情報
タイトル: Rogue Point
開発: Crowbar Collective
販売: Team17
早期アクセス日: 2026年2月13日
正式リリース予定: 未定
言語: 日本語対応
定価: 1,900円(Steam)
ローンチ割引: 1,615円(15%オフ、2月27日まで)
プラットフォーム:
- Steam
公式リンク:



