「Jump King」が進化しすぎた。ソウルライク×格闘ゲーム×RPGの怪物が爆誕──『JUMP KING QUEST』は”全部入り”の化け物だった

「Jump King」が進化しすぎた。ソウルライク×格闘ゲーム×RPGの怪物が爆誕──『JUMP KING QUEST』は”全部入り”の化け物だった

執筆: みんなのインディー編集部更新: 2026年6月7日

「『Jump King』の続編、どうせ同じじゃないの?」

そう思っていた時期が、筆者にもありました。ホールド&リリースのジャンプ、落ちたら死ぬほど戻される、ひたすら上を目指す……。あの「自分が敵」な孤独なプラットフォーマー体験は確かに最高だったけど、続編でも同じことをやるの?という気持ちがあったのも事実だ。

しかし『JUMP KING QUEST』は、そんな先入観を軽々と踏み越えてきた。

いや、踏み越えるどころか、ぶっちぎりで超えてきた。ソウルライク戦闘、RPG育成、オンラインマルチ、60種以上の武器……。「全部入れたらどうなるか試してみたかった」と言わんばかりのてんこ盛り設計で、気づけば筆者は数時間ぶっ通しでプレイしていたのだ。

ジャンプしながら戦え。「プラットフォーマー×格闘ゲーム」という前代未聞の融合

『JUMP KING QUEST』の肝は、「ジャンプと戦闘が同時に要求される」ことだ。

オリジナルの『Jump King』では、敵は存在しない。自分の不注意が最大の敵で、ひとつのミスジャンプが長い落下を招く。それがあの独特の緊張感を生んでいた。

ところが本作では、その緊張感の上に戦闘が乗っかってくる。

足場の狭い崖の上でスライムに殴りかかられながらジャンプ先を計算し、敵の攻撃をパリィしながら着地先を見極める。プラットフォーマーとして画面を読みつつ、格闘ゲームのように敵の動きに反応しなければならない。

開発元のNexileは「格闘ゲームにインスパイアされた戦闘システム」と表現しているが、実際に触ってみると、これが嘘でも誇張でもない。武器ごとに異なる攻撃モーション、パリィの成功窓、空中攻撃のタイミング……。シンプルに見えて、突き詰めると奥が深い。

スウェーデン・ウプサラのNexileチームが「格闘ゲームとソウルライクを、Jump Kingのジャンプと奇跡的に融合させた」と語るのも頷ける。

60種以上の武器でキャラを育てる。「RPGとしても」本格的に遊べる

戦闘の深みを支えるのが、充実したRPG要素だ。

ゲーム内には60種類を超える武器と装備が存在し、プレイヤーはそこからビルドを組み立てていく。剣、槍、弓、ハンマー……武器種ごとにプレイフィールは大きく異なり、「遠距離でちまちま削る」のも「ゴリゴリ近接で突っ込む」のも自分で選べる。

さらにパラメータ育成もあり、HPを盛るか火力に振るか、プレイスタイルに応じたキャラ構築が可能だ。ハクスラ的な「強い装備を引いたら戦術が変わる」感覚もあり、アイテム収集自体がひとつのモチベーションになっている。

「HPとダメージが全部上がるわけじゃないの?」と筆者も最初は面食らったが、仕組みを理解したら一気に沼にはまった。

「ゲームオーバー」はない。落ちたら、また上がるだけだ

本作を語る上で欠かせないのが、「No Game Over」の設計思想だ。

倒されても、落とされても、ゲームオーバーにはならない。プレイヤーは落ちた場所からまた這い上がるだけ。これはオリジナルの『Jump King』が体現していた「落ちることも遊びのうち」という精神を、そのまま継承している。

ただし本作では戦闘で負けることも落下の引き金になる。強敵にはじき飛ばされて長い落下を経験する、というシーンが頻繁に起きる。これが「理不尽」ではなく「次は対処できる」という学習サイクルに結びつく設計なのが見事だ。

Steamレビューには「信じられないほど過小評価されているソウルライク系プラットフォーマー」という声が並んでいる。88%の好評価(866件)というスコアは、アーリーアクセス時代に「賛否両論」から這い上がってきたものだ。開発チームが粘り強くコミュニティの声に向き合い、バランス調整とネットコード修正を重ねてきた証でもある。

一人でも、友達と「落ちる」のも楽しい。オンラインマルチの存在

本作の大きな特徴のひとつが、オンラインマルチプレイ対応だ。

フルオフラインでも遊べるが、オンラインモードでは他のプレイヤーと同じ世界に遭遇できる。「出会った人間が信頼できる味方か、蹴り落としにくる敵か」という緊張感は、本作ならではの独自性だ。PvP要素もあるため、知らない誰かに崖から蹴り落とされることも……ある。

ローカルCo-opにも対応しており、友人と息を合わせて(あるいは足を引っ張り合いながら)上を目指す体験は、オリジナルにはなかった新鮮な楽しさだ。

1.0「Phantom Update」で完成形へ。アーリーアクセスから這い上がった作品

『JUMP KING QUEST』は2025年2月にSteamアーリーアクセスで登場し、2026年5月25日に1.0正式リリース「Phantom Update」を迎えた。

この正式リリースでは、UIとゲームシステムの全面刷新、ストーリーの肉付け、新ボス・新レベルの追加が行われた。日本語対応も正式実装済みで、日本語プレイヤーも安心して遊べる。

2.5Dグラフィックへの移行によって、旧来の『Jump King』が持つ独特のレトロな雰囲気を保ちつつも、視覚的な奥行きと没入感が大きく増している。

アーリーアクセス時代から本作を支えてきたファンたちが「ついに完成した」と声を揃えているのも頷けるクオリティだ。

基本情報

開発: Nexile
販売: Nexile
リリース日: 2026年5月25日(早期アクセス:2025年2月12日)
価格: ¥1,700(リリース記念セール中:¥1,360)
プラットフォーム: PC(Steam)
プレイ人数: 1人~(オンラインPvP・Co-op対応)
言語: 日本語、英語、韓国語、他
ジャンル: 精密プラットフォーマー / ソウルライク / アクションRPG
Steam評価: 非常に好評(88% – 866件のレビュー)/ 最近:非常に好評(94% – 201件)


購入リンク

Steam: https://store.steampowered.com/app/2317640/JUMP_KING_QUEST/


公式リンク

公式サイト: https://nexile.se
X (Twitter): https://x.com/NexileGames
Discord: https://discord.com/invite/jumpking

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